【草食動物の心理学】柵がないのにマザー牧場や家畜などの動物が逃げ出さない理由!

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【草食動物の心理学】柵がないのにマザー牧場や家畜などの動物が逃げ出さない理由!

皆さんこんにちは。

のびのびブログです。

昨日は「【犬の心理学】犬が散歩中や命令後にあなたの目を見る理由」について書きましたが、

今回は草食動物の心理学ということで、牧場や農場に放し飼いされている動物達が何故外に逃げ出さないのかを紹介します!

草食動物の特徴

ここでいう草食動物とは、羊や牛などのことをいいます。

マザー牧場に行ったことがある人ならわかる人は多いと思いますが、彼らは柵で囲まれているわけではないのに外に逃げ出しません。

その理由が草食動物の身体や本能が関係しているためです。

羊や牛、馬などの足を見てもらうと、足が蹄になっています。

草食動物って足が細くて長いですよね(うらやましい)

彼らの足の正式名称は「偶蹄類」です。

偶蹄類には、「牛、イノシシ、羊、ヤギ、馬、鹿、キリン」など、約150種の種類がいます。

偶蹄類が牧場から出ない理由

牧場をよく観察すると、柵のない場所(人が出入りする場所)の地面には穴が開いています。

その穴には橋がかかっており、丸いパイプのようなものがかかっています。

人間やその他肉球のある動物にはなんてことはないのですが、

偶蹄類は足が硬く、また、四角い形状をしているため丸い足場は滑ってしまいます。

偶蹄類は本能的にそれがわかっているので丸い形状の足場は避けるように遺伝子に刻まれています。

そのため、草食動物は足の構造が丸い足場に合わないため、穴に滑り落ちる恐怖心から外に出るのを避けます。

マザー牧場に行く機会のある人はぜひ注意して見てみてください。

係員さんに聞くとすごく丁寧に答えてくれますよ!

草食動物の本能

草食動物は群れで行動しますよね。

群れで行動し、餌を探して大移動するという映像は見たことのある人は多いかもしれません。

しかし、牧場や家畜場では人間が毎日餌を与えてくれます。

また、牧場や家畜場には地面に雑草や芝生も生い茂っているため、草食動物にとっては楽園です。

そのため移動する必要がありません。

草食動物は行動的というわけではなく内向的です。

リスクはなるべく避ける生き物なので、わざわざ外にでる必要がないと判断し、外に出ないのですね。

草食動物は群れで行動する

草食動物の本能というのは面白いもので、先頭を歩く者に皆でついていく修正があります。

牧羊犬はそれを知っているので、羊達を一箇所に集める時は羊の周りをグルグル回ります。

群れのリーダー、または先頭にいる者が外に出ようとすれば皆一斉に外にでようとします。

しかし、先程説明したように草食動物はリスクを嫌います。

群れのリーダーは群れを守るために、1番リスクを避けるよう努力しなければなりません。

そのため、群れのリーダーは外に出ようとしません。

群れの他の者もリーダーが動かないので外に出ようとしません。

これらの3つの理由が、草食動物が牧場や家畜場からでない理由です。

人間てすごい

人間てすごくないですか?

草食動物をよく観察して草食動物の気持ちにならないとこれらのことってわかりませんよね。

敷地全部を柵で囲うのは労力もコストもかかりますし、絶対ではありません。

中には壊れた柵から外にでてしまったり、飛び越えて脱走するなんてこともあります。

人間の知恵によって草食動物を観察して管理できるようになり、草食動物にとっても安心

できるようになったのではないでしょうか?

以上!最後まで読んでいただきありがとうございました!

図解 なんかへんな生きもの

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