うさぎと亀の話は知ってますか?
うさぎと亀がマラソン勝負をして、ウサギが途中で寝てしまい亀が勝つという話です。
諦めずに目標に向かう気持ちと、相手がなんであろうと油断してはいけないという気持ちを学ぶことができる話になっています。
子供の話だと思われがちですが、大人にも学びのある物語ですよね。
でも実はウサギと亀の話には続きがあるのをご存知ですか?
公式ではないのですが、非常に感動したのでご紹介します。
ウサギと亀のその後
亀のその後
亀は1日で英雄になりました。
いつも馬鹿にしてくるウサギ軍団に勝ったのですから。
もちろん亀達が住む亀村では亀を讃えるお祭りが広げられ、昼夜飲み食いの祭りが繰り広げられました。
また、亀はモテモテです。
どこにいても黄色い声が飛んできます。
「キャー亀こっち向いてー!」
「カーメ!カーメ!」と胴上げまでされる始末。
そのうち銅像も立てられて、亀村はちょっとした観光スポットになります。
一方でウサギは
ウサギは亀とは対照的です。
ウサギ村に帰ったウサギは歩けば罵声を浴び、ご飯を食べればウンコが飛んできて、眠れば「お前は寝るな」と言われる始末。
終いには「亀に負けるなんてウサギじゃない」と村長に言われ、村から追放されてしまいます。
そこでウサギは村から追い出され、村から離れた木の下で過ごすことになります。
ウサギは耳が良いので亀村の声もウサギ村の声も両方聞こえます。
ウサギはもう人生を諦め、毎日を無駄に過ごします・・・
ある日不穏な声が
ウサギは耳が良いので色んな村の声が聞こえます。
ある日とんでもない声を聞いてしまいます。
それは、オオカミ村の声です。
オオカミ村では
「亀に負けるウサギなんてすぐ捕まえられるから全部食べちゃおう」
「この日にウサギ村を襲おう」
「作戦なんて立てなくても簡単に捕まえられるよだって亀に負けたんだもん」
これを聞いたウサギは悩みました。
自分はもうウサギ村を追い出されたから関係ない。でも自分のせいで皆に怖い思いをさせたくない。でも自分はウサギだからオオカミには勝てない・・・でも皆のことが好きだから助けたい・・・
そう悩んでいるうちにオオカミがウサギ村を襲う日がやってきました。
直前までウサギは悩んでいましたが、表情は違います。
ウサギ村を追い出されはしたが、亀も不可能を可能にしたんだから自分にもできるはず。
そう思い、オオカミの前に立ちはだかりました。
オオカミVSウサギ
オオカミは亀に負けた当の本人を見てゲラゲラ笑いました。
しかしウサギの表情は変わらず、決意をした顔でオオカミに飛びかかりました。
もちろんオオカミの方が強いのですが、ウサギもすばしっこいのでなかなか捕まりません。
何時間も経ったあと、ウサギはオオカミに勝ちました。
オオカミはウサギと亀のマラソンのウサギのように油断でウサギに負けたのです。
ウサギももちろん耳はちぎれ血だらけになりながらもどうにか勝ちました。
息も絶え絶えでほっておいたら死んでしまいます。
英雄に
ウサギは耳が良いので、ウサギ村にもオオカミ達が襲ってくるのを噂で聞きました。
しかし、逃げようにも噂が届いたのが襲われる当日。
ウサギたちは逃げずに戦うことを選びました。
準備をして待てどもオオカミは来ません。
いくら待ってもオオカミは来ず、次の日になりました。
ウサギたちは不思議に思い、噂は嘘だったんだと思い、オオカミ村に偵察にいくことになりました。
そこでボロボロになったウサギと倒れたオオカミを見てウサギ達は
村から追い出したウサギがウサギ村を守るためにオオカミとたった一人で戦ってくれたんだと気付きました。
ウサギは手厚く介抱され、村に招かれて英雄になりましたとさ。
失敗から学ぶ強さ
この話では失敗の大切さを教えてくれています。
誰でも失敗はします。
失敗しない人なんていません。
たとえ取り返しのつかないような失敗でも、そこで諦めずに前を見ていたからこそ成功があります。
大失敗から成功した人は多くいます。
ネルソンマンデラ、スティーブジョブズ、エジソンなども失敗から大成功を収めています。
また、引き寄せの法則で有名なナポレオン・ヒルは大金を手にし、お手伝いさんや大きな家や不動産を購入した後に大恐慌がおこり、友人たちは皆拳銃を手に取り口に当て人生を諦めましたが、ナポレオン・ヒルだけは前を向き、失敗から大きなものを学んで更なる大成功を収め、今ではナポレオン・ヒル財団を設立するまでになりました。
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一度失敗した人は強い
ウサギがもしもカメに勝っていたらオオカミに勝てましたでしょうか?
物語は何も進まずに終わっていましたよね。
ジャンプも一緒で、一度しゃがまないと高く飛べません。
一度失敗したからこそ、英雄になれたのです。
失敗することは悪いことではなく、次に成長するために必須なのです。
失敗をしなければ次にどうすれば成功するか考えませんし、失敗がなければ大事なことに気付くこともできません。
当たり障りのないことばかりやっている人や、失敗しないようになんとなく生きている人はあなたの周りにいませんか?
そういった人は大きく成長することはできません。
ウサギは気付き、決意したのです。
あのままカメに勝っていたら、ウサギは何も考えず、頭も使わなかったでしょう。
また、悔しいという気持ちにも気付かなかったでしょうし、オオカミと一人で戦おうとも思わなかったでしょう。
人間は失敗すると失敗が怖くなり、ネガティブになりがちです。
しかし、失敗は成功の元という言葉があるように、失敗と同時に成長や成功できるチャンスがめぐってきています。
このウサギとカメの話のその後では、失敗することは寧ろ誇れることだということを教えています。
もしあなたが何か失敗して落ち込んでいるのであればそれはチャンスです。
もし彼氏に振られたのであれば、次はもっと良い彼氏を見つけられるかもしれません。
次付き合う人は幸せにするために自分の悪いところを治そうという気持ちになれます。
仕事で失敗したのであれば、その失敗を後輩に教えることができます。
後輩はあなたと同じ失敗をしなくてすみますし、後輩が何か失敗して落ち込んでいるときに「実は私も昔・・・」と共感することもできます。
失敗したことがない人は失敗した人の気持ちや仕事ができない人の気持ちや教育方法がわかりません。
その点失敗を何度もした人は共感することができ、上手くいかない人には上手くいかない状態から上手くいくまで成長した自分の実体験を教えることができるので、教育者として非常に伸びます。
転ばずに生きてきた人が転ばない方法を教えられないのと一緒です。
皆さんも目標や夢があってそれに向かって努力をしていれば失敗はすると思います。
たくさん失敗してどんどん夢に近づいていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!