新入社員や中途社員を募集してくれない・・・社員募集の基準てなに?人事担当経験の私が答えます!

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新入社員や中途社員を募集してくれない・・・社員募集の基準てなに?人事担当経験の私が答えます!

皆さんこんにちは。
雪が降るとテンションが上がってしまうのびのびです!

皆さん働いていてこんなことを思ったことはありませんか?

「うちの部署はこんなに忙しくて人足りてないのに何で暇そうなあの部署が人採用するの?」

「なんで人足りてるのに新入社員雇うの?」

「新入社員や中途社員雇いたいけど人足りてるしどう言ったら承認得られるの?」

このように思ったことはないでしょうか?

人事部で働いているとこのような不満などを他部署の社員達からよく言われます。

でも決まって私が答えるのが「社員を雇ったとしてどのような仕事をさせるの?」です。

人が足りてないということは回らない仕事があるということ。

人が足りているのに社員を募集したいというのは今いる社員にほかの仕事をさせたいということ。

そのため具体的に聞き、経理部に該当部署の貸借対照表と損益計算書を見せてもらってから上席へ話すか決めています。

しかし、平社員や主任、係長クラスが人事部に「新入社員ほしい」と言ってもあまり意味がありません。

それではどうしたら新しく社員を募集してもらうことができるのでしょうか?

今回はその辺を具体的に解説します!

実際に転職サイトなどで社員を新しく募集するにはどんな手順が必要か

平社員や主任クラスがどんなに「新入社員ほしい」と叫んでも募集は行われません。

その理由は社員を募集するまでの手順が関係しています。

まず、該当部署の部長クラスが「新入社員採用したい」という新入社員の基本給やその他手当(営業手当など)が書かれた稟議書を人事部または総務部に提出します。

総務部はその稟議書の内容を見て次は経理部に渡します。

稟議書を受け取った経理部は予算や売上目標の達成、費用など様々な金額を参考にしながら人件費の計算をします。

売上や利益がほとんどなく、人を採用することで会社の数字にどう影響するのかを考えます。

もちろん予算がなかったり、部署内での利益が赤字の場合(営業などの会社に利益をもたらす部署の場合)は承認することができません。

それらをクリアした後は各部署の部長や役員達に回ります。

役員達も承認を押せばあとは社長です。

社長も承認を押して始めて社員を募集することができます。

社員を募集したいのであればまずは

部長、次長、課長クラスに相談することが必要です。

小さな会社であれば課長や係長クラスでも稟議書の所属リーダーとして人事部に提出するこもができますが、

このクラスの人達が動かなければ人を募集するまでの稟議書にたどり着きません。

どうしても無能な部長や課長の場合は自分で人事部や総務部に過去の稟議書を見せてもらって参考にし、

自分で稟議書を作って部長に判子をもらうしかありません。

部長の次に話をしなくてはいけない相手は

経理部の部長や課長クラスです。

新しく社員を採用することでどれだけの利益をあげられるのか、社員を採用することによってどれだけの費用を削減することができるのか(残業代が主な理由になりますが)それらをしっかり説明しなければ

稟議書が戻ってきてしまいます。

自分で稟議書を提出するなら尚更説明が必要です。

部長と経理部さえクリアすれば基本は大丈夫

ほかの部署の部長や役員達は正直あまり他部署に興味がありません。

あるとすれば専務や常務など経営に直接関わる役員達でしょう。

しかし、彼らはほとんど書類に目を通しませんし、目を通したとしても経理部長の許可があれば問題ないと判断します。

完全にトップダウンの会社であれば社長の判断が怖いところですが、社長も目を通しませんし、

普通の社長であれば新入社員が入ってきた=「会社を大きくみせることができる」と分かっているのでむしろ喜ばしいことです。

新入社員がやるべきことを明確化していると効果的

ただ単に忙しいからという理由で人を募集するのは難しいです。

人を募集するのはとても手間とコストがかかります。

まずは、今いる社員の仕事を明確化することが大切です。

この社員達はこの仕事をやる、新しい社員が入ってきたらこの仕事を担当してもらう、

と、このように誰がどの仕事をするのか?

明確化しておくことで他の社員や部長、人事部なども具体的に想像しやすくなります。

特に人事部など、面接をするであろう人物にわかってもらうことで、面接もしやすくなりますし、どんな人間性の人を雇えば良いのかも想像しやすくなります。

人間は想像すると、その想像を叶えたくなります。

新入社員に何をしてもらうのか明確化することによって周りが具体的に想像できるようになれば、社員を雇うのに一番の近道になるでしょう。

人事部を利用しよう

人事部、または総務部は社長や部長クラス、役員や経理部のことが他の社員よりもよくわかっています。

そのため稟議書の書き方だけでなく、どうすれば稟議書が通るのかも1番理解しています。

そのため、私は人を増やしてほしいと言われると具体的な意見を聞くようにしています。

具体的な意見を聞くことによって戦略を練るのも人事部や総務部の仕事です。

人事部や総務部としては新入社員が入ってくると雇用保険や社会保険、厚生年金などの手続きの仕事が増えるのですが

それでも人が増えるのは嬉しいものです。

社員を増やしてほしいと思ったら、まずは人事部や総務部に相談してみるのはどうでしょう?

もちろん突然「仕事忙しいから人増やしてほしい」といってしまうと効果はありません。

所属部長がやる気がなかったり、人が足りていないことを理解していなかったり、人をとるのが難しい場合は

「ちょっと人事関係で相談があります」と入って本気でどうしたら良いのか相談して人事部や総務部と共に新入社員を募集するつもりで動いてみてはいかがでしょう?

以上!最後まで読んでいただきありがとうございました!

マイナビエージェント



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