皆さんどうもこんにちはのびのびブログです!
転職活動をしていると気になるのが離職率や定着率ですよね。
でも離職率ってどのように誰が決めているのか不思議ではないですか?
実は私は現職で人事も担当しており、求人を出す時に離職率を質問されることがあります。
そこで今回は意外と需要のある離職率を誰がどう決めるのか、
また、計算方法について紹介します。
離職率は誰がどう決めるのか
実は離職率は明確な決まりがありません。
会社個々の判断で離職率を決めます。
定着率も同じで会社個々で決めています。
そのため、悪く言えば勝手に決めているためいくらでも操作できてしまうということです。
例えば、離職率を1ヶ月で全社員のうちに何人辞めたかで数値を出す会社も少なからずあります。
100人いる会社で1ヶ月で1人だけ辞めた場合は離職率は1÷100=0.01なので離職率は1%になりますよね。
一般的な離職率の計算方法
とはいえ、そんな離職率の計算方法では詐欺に近いですし、何故そんなに離職率が低いのか突っ込まれてしまうこともありますよね。
そこで、ここでは一般的な会社の離職率の計算方法を紹介します。
多くの会社の離職率の計算方法は、「期単位で離職率を計算」しています。
簡単に言うと、1年間(1期)の最後に何人の社員がいて、何人辞めたかで計算しています。
(例)期末に100人の社員がいて、該当の期に10人退職した場合
10÷100=0.1
0.1は%に直すと10%なので、離職率は10%ということになります。
私が務めている会社は小さな会社なので、期末は95人、退職者は15人もいたので離職率は0.157=15.7%ということになります。
その他離職率の計算方法
離職率の計算方法は全体的な離職率として上記では説明しました。
しかし、会社によっては新入社員が入社してその新入社員が3年以内に辞めた場合の離職率の計算方法や
中途採用を採用してから一年以内に辞めた割合などを離職率として計算している会社もあります。
<例>新入社員を5人採用し、それから3年後に3人辞めた場合
3÷5=0.6=60%になるので新入社員の離職率は60%です。
中途採用の場合は1年期間で計算する場合がおおいです。
中途採用の計算方法も新入社員と同じです。
このように離職率と一言聞いても様々な計算方法があります。
離職率は正直あまりアテにならない
上記で説明したように、離職率はいくらでも決められます。
面接でよく離職率について質問される方が結構いますが、アテにならないので別の質問をした方が良いです。
離職率でみるホワイト企業の見分け方
基本的に離職率は1年周期、新卒の場合は3年、中途採用の場合は1年と決めている会社が多いです。
離職率が高いといっても3年周期で新卒中途採用関係なく計算している会社もあります。
離職率0%と謳っていて怪しいなと思った場合は離職率の計算方法を確認すればホワイトなのかブラックなのかわかります。
つまり、離職率の計算方法を決める際の期間を確認しておけばブラック企業は避けることができる可能性は大いにあります。
受ける会社に直接聞くのは気がひけるという方は、転職サイトの担当やエージェントに聞いてみるのも良いですよ!
エージェントは面接者の気になる情報をズバズバと聞いてくれるので。