パソコンやスマホが普及してきて問題になっているのがブルーライトです。
そもそもパソコンの光は赤、緑、青の3色を上手く使い色を出しています。
この中でも特に問題なのがブルーライトです。
ブルーライトは刺激の強いことで有名です。
では何故ブルーライトが身体に悪いのか、そしてブルーライトを抑える設定はどうするのかを今回はのびのびのパソコン担当の私が解説します。
目次
そもそもブルーライトとは
ブルーライトは、波長が短いことが特徴です。
人間や動物は光の振動(波長)を目で捉えて色を認識します。
赤色は光がゆっくり振動したもので、青が逆に早く振動した物。
人間が認識できる高速に振動する色の限界は紫色です。
よく紫外線に注意と聞く方が多いと思いますが、紫色より振動の早い色が紫外線になります。
認識できる限界である紫色の振動を超えているため、紫色の外と書いて紫外線と呼びます。
そのため人間が認識できないだけで紫外線にも本当は色があります。
紫外線は肌に浴びるだけで害があるように青色にも害があります。
肌には直接害はあまりありませんが、目に大きく影響します。
簡単に言えば、ブルーライトは紫外線程ではありませんが、波長が短いため身体に影響します。
※誤解を招くようなので補足すると、折り紙や絵の具などの青色や紫色は目や身体に影響はほとんどありません。問題なのは画面から発せられる光だったり太陽やライトのような「光」です。
では何故ブルーライトが目に悪いか
ブルーライトは波長が短いと説明しましたが、波長が短いと角膜、水晶で光が吸収できず、直接光が網膜に届いてしまいます。
他の色であれば角膜や水晶で吸収されるため網膜に直接届く光は弱まるためあまり影響はありません。
しかし、ブルーライトは直接届くので思っているよりも危険です。
また、ブルーライトは可視光線とも言い、眼球の奥(後眼部)にまで達します。
後眼部には視神経を始めとする視細胞があり、これらに可視光線であるブルーライトが当たると酸化ストレスダメージとなり、眼精疲労となります。
眼精疲労が更に進むと黄斑性の障害や急性網膜剥離になる可能性があります。
目の水晶は言わばガラスです。
太陽光を虫眼鏡に当てて紙を燃やす実験を思い出していただけるとその危険度がお分かりいただけると思います。
日頃から仕事でパソコンと睨めっこし、通勤中も携帯をいじり、帰ってテレビを見る人は要注意です。
じゃあブルーライトはどうすればいいの?
ブルーライトはテレビやパソコン、スマートフォンや携帯電話で主に眼に入ってしまいます。
最近ではスマートフォンの普及によりブルーライトが問題視されているため、ブルーライト削減の眼鏡やディスプレイに取り付けるブルーライト削減モニターなどが販売されています。
PCやスマートフォンの設定でもブルーライトは削減することが可能です。
iPhoneのブルーライト削減方法
iPhoneでのブルーライト削減方法は簡単です。
iPhoneの画面をつけて
下から上にフリックさせます(指をホームボタンから画面の真ん中当たりまで指を動かすと上手くいきます。)
すると、「Night Shift」という項目があるので、これをタップ(押す)してオンにするだけでブルーライトは50%以上削減されます。
もし画面にない場合はバージョンを最新にしてみましょう。
それでもない場合はiPhone自体が対応していない可能性があります。
無料アプリでもブルーライトは削減できるので試してみるのも良いですね。
またはスマートフォン用の強化ガラスをつけて画面も目も守って一石二鳥っていうのもいいですね。
PCのブルーライト削減方法1
ブルーライトをワンタッチで削減できるソフトがありますが、パソコンの設定でも同効果を得ることが可能です。
ブルーライトは色の調整で青色のゲージを下げるだけで効果があります。
また、明るさを下げるだけでもブルーライトの削減効果はあります。
デスクトップ型のPCであれば、モニターの下部分にある明るさや色の調整ボタンでブルーライトを削減することができます。
ノートPCであれば、コントロールパネルからブルーライトを下げることができます(デスクトップでも同方法でブルーライト削減可能)
方法は、
①スタートからコントロールパネルを開き、画面の解像度を選択します。
②小さくてわかりにくいですが詳細設定を押します。
③右上の「色の管理」タブを選びます。
④色の管理を押します。
⑤ディスプレイの調整を選びます。
⑥下の画面が出るまで「次へ」を押して進みます。
上の⑥の画面の右下に青色のゲージがあるのでこれを下げることによってブルーライトを削減できます。
画面が黄色くなると思います。
また、上記の方法で途中で色の光度も変えることができます。
これだけで?と思うかもしれませんが、1週間もすれば効果に驚くと思います。
PCのブルーライト削減方法2
上記の方法は常にブルーライトを削減したい人にオススメですが、写真の色や色付きの画像の色が変わってしまうのが難点です(※印刷時の色は変わりません。画面上の色が変わります。)
そのため、画像編集やペイント、画像作成やイラスト作成をしている人はいちいち調整や設定を何度もしなくてはならず、大変です。
その場合は単純にブルーライト削減眼鏡だったり、ブルーライト削減モニター(下記画像参照)をつけると良いですが、
ソフトだとワンタッチでブルーライトの管理が可能です。
お金はかかってしまいますが、オンオフを2秒で切り替えられるのはもちろんのこと
色の調整や光度の調整もできます。
お金をとるか、手間をとるかです。
私は仕事柄PCを毎日見ているので「超ブルーライト削減」ソフトを使っています。
下記のようにちょっとした操作でブルーライトを削減したり管理ができるので手間が全くかかりません。
これが結構いいんです。
Photoshopを使う時はオンにして、それ以外は時と場合に応じてオフにしています。
ブルーライトまとめ
スマホやPCの普及によってブルーライトの影響は深刻化しています。
眼鏡をかけるだけでも随分変わりますし、スマホのガラスカバーはブルーライト削減のものを選ぶ方が良いかもしれません。
ブルーライトを削減するには初めは手間がかかったり、ソフトや商品を購入しなくてはいけませんが、私は対策は必ずとるべきだと思います。
PCを使用する仕事についてから2年で視力が1.5から0.6に下がってしまいました。
兄弟は上も下も裸眼で1.5以上あり、両親も目が良いので私だけ眼鏡です。
視力が下がってからあの時あぁしていれば、あの時こうしていればと後悔しても視力は戻りません。
また、病気になってしまうと目の病気はなかなか治りません。
将来への投資として面倒でも騙されたと思って検討してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!