経理にはプレミアムフライデーは関係ない?何をして何が大変で何がやりがいなのか説明します!

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経理にはプレミアムフライデーは関係ない!

私は経理の仕事をしていますが、これがなかなか楽しかったり、大変なこともあったりします!
他部署とのバトルがあったり、時には淡い恋愛があったりととても刺激的な仕事です。

そんな時にできたのがフライデー!
私達経理にとっては正直あまり関係ありません!

しかし、もちろんメリットもあるので今回はその辺を紹介していきます!
経理に転職しようか悩んでいる方は必見ですよ?

経理がスーパーフライデー関係ない理由

そもそも経理の仕事は会社の資産やお金の流れを記録するのが仕事(他にも財務会計や税金などありますが)

基本的な経理の仕事は管理会計という会計の資産やお金の流れの管理になります。
いくら入金があったのか、いくら出金したのかなどなど。

すべてを現金で取引している企業はおそらくこの世には存在しません。
金額が大きいと、後で振り込んでおく!という取引になるので銀行が関係します。

つまり、銀行の状況や銀行の規則によって経理の仕事は大きく左右されます。
銀行無くして経理の仕事はないといっても過言ではありません。

では何故プレミアムフライデーが経理には関係ないのでしょう?

銀行口座の取引が確定するのが15時

これに尽きると思います。
そもそもプレミアムフライデーは午前中だけ仕事をしたり、15:00には帰るといった施策です。
どんなに大手でも銀行の決まりを変えることはできないので、15:00を過ぎなければその日の日報は確定できません。

※日報とは1日のお金や資産の流れを記録した書類を作成することです。

日報は部長や社長だけでなく、他部署の事務や営業も確認します。
特に他部署では信用に関わるのでお客様からちゃんと入金があったか、ちゃんとお客様に支払ったかをチェックしなければなりません。
振込遅れちゃったテヘヘではすまないので入出金は必ずチェックします。
つまり、日報はなるべくその日のうちに終わらせなければならないので、必然的に15時以降が忙しくなります。

午前中は意外と暇?

経理の仕事の本番は基本的には15:00以降になります。
それまでは特に時間に追われるような仕事はそこまでありません。

例えば社員が交通費の精算を要求していたら金庫からお金を出して渡すための伝票を作ったり、原価の計算をしたり、まだもらっていないお金である売掛金を立てたりなどです。

原価や売掛は他部署の事務が情報を渡してくれるので、それを合っているかチェックして伝票を作るだけです。
ほとんどが先月や過去に同じ、または似た伝票があるのでそれをコピーして日付けを変えるだけで済みます。

そのため、言い過ぎかもしれませんが15:00までは暇つぶしの作業が多くなります。
私の場合は総務、人事も並行して行わなければいけないので午前中も非常に忙しいですが。

取引先が困る

取引先にとっても自分が振り込んだお金がちゃんと入金されたかが気になりますし、急ぎで振り込んでほしいお金もあります。
金曜日の次は土曜、日曜と休む企業が多いので金曜日に金額が確定していないと休みを挟んで月曜日になってしまいます。

急ぎの用事であれば3日も開けられません。
取引先も全ての部署がプレミアムフライデーであれぼ問題ないのかもしれませんが。

社員が困る

企業によっては月次決算という月毎に金額を確定する作業をします。
月次決算のある企業は決められた日までに部署の費用や売り上げを確定しなければいけません。

売り上げが違っていたりすると訂正しなければいけませんが、会計ソフトが入っているパソコンは経理が管理しているので訂正できません。
また、長期休暇に入る社員は会社のために使った現金を早く清算してほしいと思っています。

社員が現金を手に入れるまでは上司からの判子や経理、経理の部長などのチェックが必要なため時間がかかります。
他にも振り込み関係等で困ることはたくさんあると思います。

月末がとにかく忙しい

経理の仕事のピークは月末です。
その月のうちに請求金額を振り込みたいと思うお客さんが多いのか、それとも営業達が社内の数字を稼ぐためにその月のうちに入金させたがっているのか
経理としてもその月の売上や費用はその月のうちに確定させたいのですが。

とにかく月末につれて入出金が多くなります。
取引先への振り込みも月末締めが多いです。

必然的に月末が1番忙しくなります。
それ以外は暇です。

そんな忙しい月末にプレミアムフライデーはとれません。

とはいえ

毎週の金曜日だけのことなので、日報の問題が解決すれば経理でもプレミアムフライデーをとることはできると思います。

仮に経理がプレミアムフライデーを実行するには

15:00に帰宅しなければならない状況になったとすると、日報は月曜日の朝に作成し部長や他部署がチェックするのは夕方か火曜日の朝にチェックになります。
そこで部長や社長から指摘があった場合、4日前の伝票を修正することになります。

特に問題はありませんが、他の部署にとっては迷惑だと思います。
また、逆に他部署から指摘があった場合は3日前の伝票を修正するのですが、いつまで時間がかかってるんだと思われてしまいますよね。

入金チェックもできていない状態なので取引先からの入金がなければ催促しなければなりません。
それも遅れてしまいます。

他部署の対応も遅くなってしまうわけですね。

日報がなんとかなればいける

例えば会計システムを導入してほとんど自動で入力できれば手間が大幅に減ります。
自動で入力するので、月曜日のお昼には社長には渡せるようになります。

金曜日だけバイトを増やす

金曜日だけデータ入力専門のバイトを雇うことができればプレミアムフライデーをとることができるかもしれません。
とはいえ、アルバイトの入力したデータをチェックする社員が残らなければいけないのが問題ですが。

何故私は経理はやっているのか?

これだけ見ると大変そうだなと思われるかもしれません。
しかし、私は経理だけでなく総務や人事もやっています。
その理由は明確です。

仕事がどんどんシステム化される

経理には自動会計入力システムがあります。
これまでのデータや取引先情報を入れておけばあとは勝手に入出金をデータ化し、日報等を作成してくれます。

今はまだ高額ですが、そのうち大手だけでなくベンチャーの参入も多くなり、どんどん金額が安くなっていきます。
もちろん会計システムだけでなく、人事管理システムなども同じことが言えます。

どんどんとシステムが発達していき、バックオフィスの仕事は楽になっていきます
しかし、経理や人事に新入社員が入ってきて全て自動で仕事ができる状況になった時、本質を知ることはできません。

何故この伝票はこういう仕分けなのに同じに見えるこの伝票はこういう仕分けなのかなど。
それを説明されても実際に入力していた社員よりも理解度は低いかと思います。

また、本質を知らない社員だらけになってしまうと、決算報告は誰にもできません。
システムに頼るようになればそのままの情報が反映されるので嘘はありませんが、節税対策や、株主への評価が変わります。

株主の評価とは例えば、会社設立したてだと売上は合っても現金や預金は少なくなります。
これは、普通の企業は契約が決まってその場で現金がもらえるわけではないからです。

後でお金を払ってもらい、入金確認後に契約になりますが、その月のうちに入金されるわけではありません。
つまり、初月は売上はあっても現金や預金が少なく、利益も少なくなります。

そのため、利益が少なく未収金が多くなり、費用が大きくなるためあまり実際の利益よりも少なくなります。
これを修正して本当はこうなんだよという風にしていくのが経理の仕事ですが、本質がわかっていないと何がなんだかわからなくなりますよね。

また、節税対策などもあります。
交際費よりも会議費の方が税金が安くなるのですが、経理はそういったことがたくさんあります。
つまり、本質を知っている経理はどんなにシステム化が進んでも重宝されることになります。

体調が悪くてもなんとかなる

体調が悪いと営業だとお客様に迷惑がかかりますし、外にでて動き回るので休まないと下手したら命に関わります。

しかし、経理等バックオフィスは出社さえすればほとんど座ってすごします。

また、どうしても出社できない時は他の人にお願いすることもできますし、最悪次の日に仕事することや、家で仕事することもできるのでなんとかなります。

体調を崩さないのが1番ですが、体調を崩しても何とかなるのが経理等バックオフィスの仕事です。

経理や人事は手に職がつく

営業はある程度の人間であれば、会社を選ばなければ誰でも入社できます。
しかし、経理や人事は違います。
経験者が非常に有利になります。
今後システム化が進み、経理などはあまり人をとらない傾向になります。

システム化が進む前に!

システム化が進むと経理や人事の仕事は非常に楽ちんになっていき、ホワイトな職種になっていきます。
そんな時に経理に転職したい!と強く思ってもなかなか就職は決まらなくなります。
今のうちに多少は大変でも経理に転職をしておいた方が良いでしょう。
ホワイト職種になって憧れてからでは遅いと思います。
今、経理や人事に興味がある人は少しでも早く転職しておかないと後になってから後悔するかもしれません。

経理や人事や総務の仕事

実は既にホワイト傾向にあります。
数字に追われることはなく余計なプレッシャーも少ないです。
それなのに昇進のチャンスはたくさんあります。

例えば総務であれば、携帯電話会社を変えて、月に10万円の通信費を削減した。
システムを導入して人件費を大幅に抑えた。
セキュリティ面を強化して会社を守る役目を果たした。
などなど。

総務が1番昇進が難しいように言われますが、総務でもたくさん昇進のチャンスはあります

また、経理であれば課長や部長は会社の数字の決定権もあるのでもちろん社長や相談役を目指すこともできます。

人事は言わずもがなですが。

参照:とにかく総務職男子女子とのお付き合いがオススメ!どんな仕事をしているの?

もし悩んでいるなら

もしもあなたが経理や人事、総務の経験がなく転職を悩んでいるなら転職することをオススメします。

かくゆう私も未経験で入社しましたが、始めのうちは苦労しますが慣れると非常に楽です。
楽だけでなくやりがいもあり、たくさんありがとうと言ってもらえる仕事です。

自分のことは雇ってくれるか心配という方も問題ありません。
確かに経験者が有利ですが、経理等の経験がしたいためしっかり勉強している旨を伝えたり、実際に資格をとってみると熱意が伝わります。

必ず雇ってくれる会社はあります。

将来、経理職に就くために簿記3・2級の合格を目指すなら【Accountant’s library】

入社してブラックだったとしても、経理などのバックオフィス総合職は手に職がつきます。
一度でも経験してしまえば次からは経験者として転職も楽になりますよ。

私は経理総務人事とやることが多すぎて毎日一杯一杯でしたが、慣れて自分でスケジューリングやこの時はこれをするということを理解したため毎日ほとんど定時で帰っています。
今は転職して心から良かったと思っています。

このブログを読んだ悩んでる人の背中を押せたらすごく嬉しいです!



会計、税務、経理・財務分野の転職なら【ジャスネットキャリア】

以上!最後まで読んでいただきありがとうございました!

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