白米やパンって美味しいですよね。
食べるとすごく幸せな気持ちになります。
でも白米や白いパン(食パンや菓子パンなど一般的なパン)を
食べると美味しい、幸せと感じる理由は
実は含まれる糖分が脳にもっと食べろという指示をだしているためです。
脳の栄養は炭水化物でしかとれません。
しかし、白い炭水化物ばかり食べていたら太ってしまいます。
今回は医学的な概念での炭水化物の取り方などを説明していきます。
※ちなみに、白米やパンが悪いということを言っているわけではありません。
ダイエットや美容健康をがんばりたいと思っている人たちへ
少しでも力になれたらと思い、この記事を書きました。
白い炭水化物が良くない理由
白いご飯、白いパンが脂肪を増やし、老化を進める?
白い炭水化物は、精製される途中で、ビタミン、ミネラル、
食物繊維を取り除かれ、ほとんど糖質だけになっています。
お茶碗一杯の白米の中には、コカコーラ缶一本分よりも多くの糖分が
含まれています。
これって結構驚きですよね。
そのため、食べると、血糖値が急激に上がり、それを処理するために
大量のインスリンホルモンが分泌されます。
インスリンホルモンの分泌量が多いほど、
その働きによって体脂肪が増えて、肥満が進みます。
白い炭水化物は、ダイエットには向いてない食品なんですね。
血糖値がすぐに上昇してしまう食事をいつもしていると、
インスリンホルモンもいつも大量に分泌されます。
すると、すい臓が疲れ一定量のインスリンホルモンが分泌できなくなります。
この状態だと高血糖が続き、糖尿病になってしまいます。
また、血糖値の高い状態が続いたり、繰り返されたりすると、
ブドウ糖とたんぱく質が結合し、糖化が起こります。
糖化したたんぱく質は劣化し、AGEs(エージス)という物質に変わります。
<身体が糖化すると・・・>
体が糖化してできたAGEs(エージス)は、
体を構成するたんぱく質同士を結びつけて組織や細胞のはたらきを低下させます。
上記の状態が続くと、皮膚には、シミ、しわ、たるみ、
骨には、骨が弱くなる、骨量が減る、骨粗しょう症、
血管は、動脈硬化、
脳は、老化、アルツハイマー、
髪には、脱毛や抜け毛、キューティクルのくすみなどがあり、
体のあちらこちらで老化が進んでしまいます。
女性が気になる肌のくすみやたるみは、
皮膚の透明感のもとのコラーゲン(たんぱく質)がコラーゲン同士くっつき、
弾力性や透明感がなくなった状態で起こります。
つまり、糖分の多い食べ物を食べすぎると
美容やダイエットによくないという結論になります。
ではどうしたらいいのか?次の章で詳細を書きます。
良い炭水化物のとり方
玄米ご飯、雑穀米に変えよう
以前にも玄米が身体に与えるメリット、デメリットでも書きましたが、
玄米はダイエット、美容健康に適した完全食です。
食後の血糖値の上がり方は食品によって違います。
血糖値を早く上げてしまう食べ物は、糖質を含む食べ物です。
白いご飯や、白いパンは、ビタミン、ミネラル、
食物繊維が取り除かれているため、早く吸収されてしまいます。
それに比べて、玄米、雑穀米、ライ麦パンなどは、
ビタミン、ミネラル、食物繊維があり、吸収されるのがゆっくりになり、
血糖値の上がり方もゆるやかになります。
それに、玄米、雑穀などは完全食と言われ、
体に良いビタミン、ミネラル、食物繊維が一緒に摂れるので、
一石二鳥です。
特に、50代以降は、体の修復に必要なビタミン、ミネラル、
そして腸の調子を整え、体を若返らせ美しくなるには、
デトックスに欠かせない食物繊維は毎食摂りたいものです。
白いご飯を、玄米や雑穀米にすることで、
体の健康寿命が長くなることは間違いないです。
はっきり言うと、白いご飯、白いパンは体のためには
良くない食品になってしまうのです。
その他にも玄米のいいところは、白米と玄米と同じ量を食べたとしても、
満腹感が違います。お腹の持ちがいいですから、
食べ過ぎなくていいし、間食が減ります。
体の健康を保ち、若々しく美しくダイエットするなら、
今日から、白いご飯や白いパンから、玄米、雑穀米、
ライ麦パンに変えることをオススメいたします。
もちろん糖分を取ることも必要です。
頭を使い、脳が疲れている方などは一週間に一日は白米に変えた方が良いと
思います。
皆さんが身体も心ものびのび生きていけますように。